ピクシブ文芸
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2017年9月19日更新

ピクシブ文芸編集部
ピクシブ文芸大賞で最終選考には残りませんでしたが、編集部がおすすめする作品をこれから随時、ピックアップしていきます。

壮大な世界観の作品が多いなか、本作はコンパクトで地に足のついた設定ながらも、丹念なドラマで読ませる秀作。少女漫画の王道を彷彿とさせる、淡くせつない人間模様がよく描けています。
本作で高く評価したのは、キャラクター造形と会話の魅力。特に、主人公のかんなと、佐木のやりとりが魅力的です。「そっけなくもどこか放っておけない男」と書くと典型的ですが、佐木はまさにそのタイプ。かんなが惹かれていく経緯は共感必至です。佐木の、ひょうひょうとしていながら時にもろさを感じさせる言動も、書き方によっては鼻につくと思うのですが、本作ではうまく魅力として表現できています。
ドラマのキーになるアイテム使いもうまいです。ライブハウス、サボテン、桜、ピアス、電車など、組み合わせと出し方で、しっかり読者のツボをおさえてきます。「わかっていたけど、こうもいいタイミングで出されたら泣いちゃうよ」という感じです。欲をいえば、1つか2つでも本作ならではのアイテムに入れ替えたら、よりオリジナリティが出て印象に残りやすいと思います。

2017年9月13日更新

ピクシブ文芸編集部
ピクシブ文芸大賞で最終選考には残りませんでしたが、編集部がおすすめする作品をこれから随時、ピックアップしていきます。

この作品の魅力、まず、タイトルが素晴らしいです。どんなお話なんだろう?というイメージが広がり、意外な言葉の組み合わせがとてもいいです。ストーリーは、桔夏という女子大生が亡くなったことから始まっていきます。彼女と親しかった幼なじみの航太と友人の透弥は、彼女が遺した作品の舞台となった場所に行く二人旅を決行!北海道、福岡、岩手など日本各地を訪ね、大切な人と出会っていきます。ひとつの作品の中に、死んだ彼女が書いた物語がたくさん盛り込まれていて、プロットがよく練られていました。大切な人の死を受け入れる旅という難しいテーマに、感動やユーモアを散りばめながら描いた素敵な小説です。

2017年9月12日更新

ピクシブ文芸編集部
ピクシブ文芸大賞で最終選考には残りませんでしたが、編集部がおすすめする作品をこれから随時、ピックアップしていきます。

まず1作目は、「レンタルマイセルフ」です。文字通り、もう1人の自分をレンタルできるサービスにまつわるストーリーです。依頼者側と、サービスの会社員側と両面が描かれていて、それぞれの視点での書き分けが見事でした。もっといろいろな変化に富んだ依頼者のお話が読みたくなります。ご都合主義的ではなく、そのキャラクターたちの性格や心情に沿って展開が練られていて、作者さんのキャラクターへの愛情を感じました。女社長の真志喜ミキがとても気になる人物なので、掘り下げて描くとよりお話に広がりが出てくると思います。

2017年9月7日更新


中山七里
4月11日  10時、NHK出版のSさんと『護れなかった者たちへ』書籍化について打ち合わせ。刊行はずいぶん先になってしまうが、その分仕掛けに時間的余裕があるので活用したいとのこと。当方、プルーフについてあれこれと提案。まともな作家なら思いつかないことなので、実行できれば結構皆さんも面白がってくれるのではないか。因みに編集部では誰も犯人を当てられなかったとのことでひと安心。ただし枚数が結構あるので、 …

2017年9月1日更新


ピクシブ文芸編集部
ピクシブ文芸大賞 最終候補6作品が決定しました!!
2016年10月27日(木)~2017年3月31日(金)まで開催しました、 幻冬舎×テレビ朝日×pixiv「ピクシブ文芸大賞」最終選考に進む候補作が決定しました。 皆様のたくさんのご応募、ありがとうございました。 厳正な審査の結果、候補となったのは以下の6作品です。 『からっきし又右衛門』 / Y.Iさん 『 夢渡り 』 / 枯河凍雨 さん 『 Q&A 』 / Clock969さん 『 エリクサー』 / 高羽そらさん 『 旧暦編纂のサイダー …

2017年8月31日更新


山形小説家・ライター講座
山形小説家・ライター講座『その人の素顔』第86回 黒木あるじ(作家)×深町秋生(作家)×吉村龍一(作家)座談会
「作品を通してわれわれの考え方を感じていただけることが、書き手としては一番の幸福です」  第86回は黒木あるじ・深町秋生・吉村龍一の講座出身作家各氏をお迎えして、三氏それぞれの作品に対する考え方や、受講生時代に講座で学んだことなどについて、お話していただきました。 ◆東北人の怪談観/ハートフルかハートレスか/パーソナルな彼岸の人々 深町 さて、今回はおなじみの黒木あるじさんが講師というこ …

2017年8月30日更新


中山七里
4月1日  エイプリルフールということでネットにはフェイクニュースが飛び交っている。僕の知り合いの同業者さんたちも挙って参加している。中にはフェイクなのかトゥルーなのか判然としないものもあって困惑する。僕がもしSNSとかやっていたらと想像するが、少し考えたら絶対に参加しないであろうことに気づく。だって小説で散々嘘を吐いているのだ、今更現実世界で一つや二つ嘘を吐いて何ほどのことがあろうか。  面白 …
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