ピクシブ文芸
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新着記事

2017年10月6日更新


山形小説家・ライター講座
Vol.87 講師:川本三郎先生(2016.5.22)
「人間の関係ばかり書いた小説は息苦しい。現代の息苦しい人間関係の外側を描く、どこか遠くを見る視線に支えられた小説こそ必要なのだ」  5月の講師には、川本三郎氏をお迎えした。  1944年東京都出身。週刊誌記者を経て、1977年『朝日のようにさわやかに』で文筆家としてデビュー。映画・文芸・都市など幅広いジャンルで活躍し、1991年には『大正幻影』によりサントリー学芸賞、1997年には『荷風と …

2017年10月5日更新

ピクシブ文芸編集部
ピクシブ文芸大賞で最終選考には残りませんでしたが、編集部がおすすめする作品をこれから随時、ピックアップしていきます。

“ギジン”と呼ばれるアバターを使い、仮想現実化されたインターネット空間内で行われる鬼ごっこ。国家を巻き込む壮大なスケールで描かれていますが、ストーリーの焦点を絞っていてスピード感もあるので、とても読みやすいです。設定が緻密に作り込まれている分、限られた登場人物の間だけで物語が進んでいくのが不自然に感じられてしまうので、それを解決できるような設定か説明を追加するとより物語に入り込みやすいかと思います。
登場人物それぞれのキャラが立っていて、舞台転換は多く、アクションも派手、とエンタメ要素てんこ盛りで、アニメで見てみたいと興奮した1作です。

2017年10月2日更新

ピクシブ文芸編集部
ピクシブ文芸大賞で最終選考には残りませんでしたが、編集部がおすすめする作品をこれから随時、ピックアップしていきます。

下宿の管理人になったコミュニケーション下手な主人公が、下宿人たちとの交流を通じて成長していくストーリーです。
主人公の心情や、日々起こる出来事の描写が丁寧で、自然と物語に入っていけました。主人公だけでなく登場人物それぞれに変化が見られるので、読み進めるにしたがってどんどん愛着が湧いてきます。
全体を包む優しい雰囲気に好感が持てますが、少し単調な印象も受けるので、起こるイベントのいずれかをもっと掘り下げて、1つヤマを作るようにすると、メリハリがついて細部の描写もより活きてくるのではないかと思いました。
読み返したくなる魅力にあふれていて、不器用な大人たちの成長物語としてすごく好感を持った作品でした。


山形小説家・ライター講座
『講座だより』Vol.102 講師:穂村弘先生(2017.8.27)
「恥ずかしいことを歌うのが短歌なんです。批評性とか羞恥心のある人は、短歌には向いていないんですよ」  8月講座には、歌人でエッセイストの穂村弘氏を講師としてお招きした。  1962年、北海道生まれ。1986年に連作『シンジケート』で角川短歌賞次席。1989年に第一歌集『シンジケート』(沖積舎)を、1992年に第二歌集『ドライドライアイス』(沖積舎)を刊行。90年代のニューウェーブ短歌運動を …

2017年9月29日更新


山形小説家・ライター講座
『その人の素顔』第72回 東山彰良(小説家)×池上冬樹(文芸評論家)対談
「賞をいただいたことで、小説を書き続けるための、小説家であり続けるための回数券をもらった気がしました」  第75回は小説家の東山彰良さん。デビュー後のさまざまな試行錯誤や、直木賞を受賞して思った意外なこと、憧れた海外の作家などについて、語っていただきました。  なお、トークショーに先がけて、この4月に日本推理作家協会賞 長編部門を『孤狼の血』(KADOKAWA)で受賞した、本講座出身作家の …

2017年9月22日更新


山形小説家・ライター講座
山形小説家・ライター『講座だより』Vol.86 講師:東山彰良先生(2016.4.24)
「物語をどういう形で終えたいのか。最後の一文を考えぬけ。最後の一文こそが、物語全体を客観化することができる」  2016年度の開幕を飾る4月講座は、東山彰良氏を講師にお迎えした。  1968年台北市出身。2002年、宝島社の第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞を「タード・オン・ザ・ラン」で受賞。2003年、同作を改題した『逃亡作法 TURD ON THE RUN』でデビュー。2009年『路 …

2017年9月20日更新


中山七里
4月21日  引っ越し当日。8時に早くもトラック到着。何でも目の前でビルが建築中のため、トラックを停めるなと言われたこと。気の毒に。  もとより荷物が少ないため、搬出も三十分を切る。部屋の中はもぬけの殻。専業になってから五年を過ごした部屋だが、締め切りに追いまくられた記憶しかなく、出ていくとなった際も何の感慨も浮かばず。  急ぎ転居先に向かう。既に新しい家具の搬入、並びにガスの点検、管理人さんへの …
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