ピクシブ文芸
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投稿作品ピックアップ

2020年3月5日更新

投稿作品ピックアップ

ピクシブ文芸編集部
駆け出し芸人の伊藤春子が、先輩から屈辱的なことを言われたのを機に、相方・日比野まつりとの原点に思いをめぐらせる青春物語。
顔も存在も地味で理屈っぽい春子と、美人で明るく、感覚派の関西人・まつりという好対照な設定が効いています。心地よいポップさをはらんだ春子の一人語りには、お笑い業界の軽妙さがよく表われていると感じました。
現在と過去の絡ませ方や伏線の回収の仕方など構成も秀逸。2人のバックボーンもしっかり描かれており、“透明少女”というコンビ名にグッときます。爽快かつ、あたたかい読後感の短編です。

キャラクターが素敵です! 5 ★★★★★
ストーリーが面白いです! 4 ★★★★☆
文章で読ませます!    5 ★★★★★
タイトルがいいです!   4 ★★★★☆
2020年2月27日更新
ピクシブ文芸編集部
時代を超えて発見された少女の手記をめぐるSFファンタジー。
火星領である月の遺跡で発見されたガラスの棺の中で冷凍睡眠につく少女。火星に暮らす言語学の専門家・ダリアは、後輩のサチコとともに彼女の手記の解読を任されます。作業が進むにつれ、2人は少女が過酷な運命を背負っていることを知り……。
言語学に関して精巧かつリアルにつづられていることでストーリーに厚みと説得力が感じられました。火星が舞台とはいえ、ダリアやサチコが等身大で描かれていて、少女の存在の異質感がより際立っています。

キャラクターが素敵です! 3 ★★★☆☆
ストーリーが面白いです! 4 ★★★★☆
文章で読ませます!    4 ★★★★☆
タイトルがいいです!   3 ★★★☆☆
2020年2月13日更新
ピクシブ文芸編集部
昭和初期の東京を舞台に、写真店を営む華族の勘当息子・久遠龍臣が、そこに持ち込まれる気になる相談事を解決するべく奮闘する姿を描いた短編小説。
店にはいつも“本日は休業なり”という札を出し、ビヤホールに入り浸っている飄々とした龍臣と、彼の父からお目付け役を任されている元米軍兵士で、龍臣とは親子ほど年の離れたユージンというバディが、とてもユーモラスで魅力的に描かれています。
2人は“人が消えてしまった写真”の謎を解いていきますが、また違う事件での活躍、2人のバックボーンなども読んでみたくなりました。

キャラクターが素敵です! 5 ★★★★★
ストーリーが面白いです! 3 ★★★☆☆
文章で読ませます!    4 ★★★★☆
タイトルがいいです!   3 ★★★☆☆
2020年1月30日更新
ピクシブ文芸編集部
ガンで死去した母から生前、7通の封筒を渡された30代の息子。ピアニスト1、ピアニスト2、美容師、神学部…それらはレズビアンでピアノ調律師だった母のかつての恋人たち宛のものでした。母は、通夜に誰が来るか、息子と“賭け”をします。通夜当日、最初に現れたのは……。
よく練られた設定で、通夜会場というワンシチュエーションが、つつましくも厳かでドラマチック。母が用意していたという映画のテーマソングを集めたBGMも効果的。“母を愛していた”という共通項で結ばれた息子と恋人たちによる回想がじんわりと心に染みてきます。

キャラクターが素敵です! 5 ★★★★★
ストーリーが面白いです! 4 ★★★★☆
文章で読ませます!    4 ★★★★☆
タイトルがいいです!   3 ★★★☆☆
2020年1月23日更新
ピクシブ文芸編集部
紛争地から和風異世界・出雲国に女性として転生した自衛隊員・アラキの奮闘記。
地方豪族の令嬢“蜜柑”として、帝の嫁の座をかけて過酷な花嫁修業に勤しむ鳳凰院に転入してきたアラキは、戸惑いながらも、気まぐれな不良“綿虫”や鬼族の血を引く気弱な姫“猫”という同室の仲間と厳しくも楽しい学院ライフを送っていきます。そんな中、帝が反乱軍に急襲され……。
軽妙な文体と、生き生きと個性豊かに描かれているキャラクターがマッチ。ストーリーや設定もひねりが効いており、痛快な異世界転生エンターテインメントに仕上がっています。

キャラクターが素敵です! 5 ★★★★★
ストーリーが面白いです! 4 ★★★★☆
文章で読ませます!    3 ★★★☆☆
タイトルがいいです!   3 ★★★☆☆
2020年1月9日更新
ピクシブ文芸編集部
第二次世界大戦中、敵軍に包囲攻撃されたレニングラードを舞台に、父を徴兵され、家族を亡くした少女・アーリャと、入院中の姉・イリナの友人で姉妹を助けようと奔走するヴラジレーナの交流を描いたヒューマンドラマ。ヴラジレーナのまっすぐすぎる善意に戸惑うアーリャは、彼女の父親が党本部の人間と知り、とある思いを抱き……。
レニングラード包囲戦の過酷な状況が詳細に描かれていて、アーリャの愛憎入り混じった複雑な思いがリアルに伝わります。難しい題材ですが、豊かな表現力で見事に描き切っています。

キャラクターが素敵です! 4 ★★★★☆
ストーリーが面白いです! 4 ★★★★☆
文章で読ませます!    4 ★★★★☆
タイトルがいいです!   3 ★★★☆☆
2019年12月26日更新
ピクシブ文芸編集部
幼少期から同性を好きになることに葛藤してきた主人公の北村は、高校時代、クラスメイトで野球部のエース・黒木に惹かれていきます。おそらくそれに気づきながらも仲良く付き合ってくれる親友・水崎に支えられ、黒木と“友達”として仲を深めていきますが……。
真夏の青空、太陽、グラウンド、図書館、友情、そして恋心……と切り取るものすべてに青春の瑞々しさや窮屈さ、切なさをぎゅっと凝縮したような繊細な描写が秀逸。北村の視点で描かれていきますが、途中に訪れる、とある人物への視点の転換が見事で、ハッとさせられます。

キャラクターが素敵です! 4 ★★★★☆
ストーリーが面白いです! 4 ★★★★☆
文章で読ませます!    5 ★★★★★
タイトルがいいです!   4 ★★★★☆
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