ピクシブ文芸
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投稿作品ピックアップ

2018年12月11日更新

投稿作品ピックアップ

ピクシブ文芸編集部
女子高の寮で出会った1年生の千里と麗。ゴールデンウイークに帰省しなかった2人は、誰もいない寮で初めて言葉を交わし、お互いに故郷にコンプレックスを抱えていることが分かります。それに向き合おうとする麗に影響を受け、千里も逃げるように出てきた大阪の街に思いをめぐらせることに……。2人の会話が優しさにあふれていて、心に染みるものばかり。千里の名前にまつわるエピソードはよく考えられていると思いました。2人をつなぐ“空色の和菓子”が効果的に使われていて、物語全体をさわやかに彩っています。

キャラクターが素敵です! 4 ★★★★☆
ストーリーが面白いです! 4 ★★★★☆
文章で読ませます!    4 ★★★★☆
タイトルがいいです!   3 ★★★☆☆
2018年11月29日更新
ピクシブ文芸編集部
戦後間もない東京郊外。小夜は東京大空襲で家族と声を失って路頭に迷っていたところ、「おしゃべりじゃないのがいい」と人気女流作家・修子の屋敷に引き取られます。修子の小説の口述筆記や身の回りの世話をして彼女に仕える小夜は、恋に奔放だが優しい修子を慕い、修子も純真な小夜を頼りにし、支え合って暮らす2人。声を出せない小夜が修子へ思いを募らせていくさまが繊細に描かれ、切なさともどかしさが伝わります。小夜と修子のキャラクター描写も秀逸。2人の関係がどう変化するのか、先が読みたくなりました。

キャラクターが素敵です! 5 ★★★★★
ストーリーが面白いです! 4 ★★★★☆
文章で読ませます!    4 ★★★★☆
タイトルがいいです!   3 ★★★☆☆
2018年11月26日更新
ピクシブ文芸編集部
就職活動がうまくいかず、くすぶった日々を送る大学4年の主人公・星野冬太。そんな彼に腐れ縁で幼なじみのミーナは「負け癖を直さないと」と指摘します。それは高校球児だった高3の夏の県大会予選、冬太が打てずに負けてしまった試合のことを意味していて……。冒頭に描かれる冬太の高校最後のバッターボックスの様子をはじめ、冬太とミーナの何気ない日常や、彼らが暮らす家や町の情景が秀逸で、空気感がリアルに伝わってきました。主人公の葛藤と成長が野球とうまく絡み、ドラマチックに仕上がっています。

キャラクターが素敵です! 4 ★★★★☆
ストーリーが面白いです! 4 ★★★★☆
文章で読ませます!    4 ★★★★☆
タイトルがいいです!   4 ★★★★☆
2018年11月12日更新
ピクシブ文芸編集部
人間と魔族が戦う世を舞台に、“春光の騎士”と称される気高い女騎士・グリステルと、彼女を捕らえたオークと呼ばれる魔族の男・ザジとの交流を描く短編小説。登場人物はほぼ2人。なぜ自分はオークに捕らえられたのか。疑念や不安、怒り、情けなさ、恐怖…グリステルが牢で感じるさまざまな心情の変化が丁寧につづられており、それがザジの存在をよりミステリアスに描き出します。敵対する者同士であるグリステルとザジの間に、ほのかに“情”が生まれていく描写が絶妙だと感じました。

キャラクターが素敵です! 4 ★★★★☆
ストーリーが面白いです! 4 ★★★★☆
文章で読ませます!    3 ★★★☆☆
タイトルがいいです!   3 ★★★☆☆
2018年10月29日更新
ピクシブ文芸編集部
地方の田舎町にすむ18歳の曽根彩乃は、大学受験の失敗、インフルエンザ、実家の果樹園での骨折……と立て続けに不運に見舞われ、悶々とした春を迎えていました。すべては、急に国公立大を受験しろと命じてきた父親のせいだと苦悩する彩乃は、短歌の投稿に自分の居場所を見出していきます。ライトでテンポのいい一人称は18歳の主人公にぴったりで、また、丁寧な心情描写は八方塞がりの焦燥感や閉塞感をよく表しています。短歌という着目点も面白いですし、彩乃が詠んだ短歌を知りたくなります。

キャラクターが素敵です! 4 ★★★★☆
ストーリーが面白いです! 4 ★★★★☆
文章で読ませます!    4 ★★★★☆
タイトルがいいです!   3 ★★★☆☆
2018年10月23日更新
ピクシブ文芸編集部
テラフォーミング(惑星を生物が居住できるように地球化すること)に適応するため、翼や鱗を持った新しい生物に変容する子どもたちを描いたSFファンタジーです。同級生が一人ずつ“羽化”していくのを見送るシェルター管理者兼研究者のレイモンドは、好きな女の子・エヴァの変容も始まり、自分だけが置いていかれる不安にかられて……。神秘的に描かれる世界観が興味深く、特に子どもたちが変容した生物の描写がなんとも美しいです。レイモンドの葛藤と決意、そして切なくも清々しいラストには胸を打たれました。

キャラクターが素敵です! 4 ★★★★☆
ストーリーが面白いです! 4 ★★★★☆
文章で読ませます!    4 ★★★★☆
タイトルがいいです!   3 ★★★☆☆
2018年10月16日更新
ピクシブ文芸編集部
20年ぶりに行われた小学校の同窓会で再会した幼なじみの女の子の仲良しグループ。主人公の鈴音は、その中の一人、理恵が、皆の中で“タブー”とされていた弟の話題を口にしたことで、パンドラの箱を開けるように、過去の辛い記憶と向き合っていくことになります。幼なじみという特殊な人間関係ならではの心情、少しずつ鮮明になる過去の記憶、そこに最近起こったばかりの崩落事故が絡む…という複雑な構成ですが、つなぎ方も巧みで、どんどん没入させられます。「あかむし」の存在も効果的。不穏な余韻として残り、物語に深みを出していると感じました。

キャラクターが素敵です! 4 ★★★★☆
ストーリーが面白いです! 4 ★★★★☆
文章で読ませます!    4 ★★★★☆
タイトルがいいです!   4 ★★★★☆
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