「小説家は恥をかく商売だと思います。自分をよく見せようとか、自分を飾る小道具みたいな感じで文章を扱ってはいけない」

 第91回は作家の荻原浩氏をお迎えして、文学賞に対するスタンスや、長篇と短篇の書き方の違い、新人作家へのアドバイスなどについて、語っていただきました。

◆直木賞を取るまでの道/ノミネートも4回目になると……/文学賞と「認められる」ということ

――まずは、遅ればせながら直木賞おめでとうございます。

荻原 ありがとうございます(場内拍手)。

――受賞するまで長かったですね。4回候補になって、5回目のノミネートで受賞ですか。

荻原 世間のみなさんは「直木賞」というと注目してくれますが、賞はほかにもありますからね。でもみなさん「ほかの賞って何があるんですか」という感じで(笑)。わかりやすい賞ではあるし、ありがたいんだけど、当事者からするとちょっと迷惑というか。といいながら、取れないとやっぱり悔しいですね。
 最初はね、候補になっただけで嬉しいんですよ。1回目のときは東野圭吾も候補になっていて、最初からダメだとわかっていましたから、待ち会でも完全に酔っ払っていましたね。

――2006年に『あの日にドライブ』(光文社文庫)、2007年に『四度目の氷河期』(新潮文庫)、2008年に『愛しの座敷わらし』(朝日文庫)、2011年に『砂の王国』(講談社文庫)、とノミネートされましたね。

荻原 4回目ぐらいからだんだん腹立たしくなってきまして(笑)。残念会のときに「もういらない」とか言っちゃうんだけど、またノミネートされると「よろしくお願いします」って、承諾しちゃうんですよね。5回目はもうないだろうと思ってたんだけど、ノミネートの連絡がきたらもう即答で「わかりました」って言っちゃいましたね。

――2014年には『二千七百の夏と冬』(双葉文庫)で山田風太郎賞を取っていますが、これで弾みがついた部分もあるんじゃないですか。

荻原 この賞は純粋に嬉しかった。賞をもらえるというのはご褒美みたいなものなので。ただ、直木賞については「何だよアレ」みたいにさんざん文句をつけてきたので、あまり大っぴらに喜んだりするのは、忸怩たるものがある感じです。

――直木賞も含めて、作家にとって賞というものは弾みがつくというか、認められた感じがするんじゃないですか。

荻原 いや、認められたとは思わないですね。認められるというのは、読者が読んでくれることですから。読んでくれる人に読んでもらえればいいので、賞を取ったから「認められた」とか「自分もなかなかじゃないか」とか、そういうふうに思うことは一切ないですね。

◆奇抜な発想と静謐な展開/デビュー直後のボツ体験/長篇と短篇の書き方

――直木賞の選評では、浅田次郎さんが荻原さんの魅力について「奇抜な発想にもかかわらず、静謐に進行する」と評されていたのが印象的でした。これはまさに荻原さんの作品の長所ではないでしょうか。

荻原 自分ではわからないんですけどね。奇抜というのはなんとなくわかりますが、静謐かどうかはわかりません。
 僕の場合はデビューが遅くて、小説を書き始めたのが40手前で、最初の応募作を書いたのが40歳で、賞をもらってデビューしたときはもう41になっていました。それまではコピーライターという広告の文章を書く仕事をしていたので、小説は書いたことなくてもある程度は文章が書けるだろう、という甘い目論みのもとに(笑)。1回目で受賞するとまでは思ってなくても、あわよくば、という気持ちはありました。でも逆に、そこからけっこう苦労しましたね。最初についた編集者に「小説書いたことないですよね」と言われまして。一発でばれたんです。改行がおかしいとか、基本的なルールがなってなかったみたいで。

――同じ小説すばる新人賞で同期デビューされた熊谷達也さんも、最初は3本も4本も短篇がボツにされたそうですが、荻原さんもそういう経験はありますか。

荻原 それはありますね。短篇もあるし、長篇が1本、丸々ボツになったこともありました。当時その出版社では、売れないやつは出さないという偉いサンの方針があったらしくて。現場の編集者はほめるだけほめてくれたんだけど、はしごを外されて「どうするのコレ」って思いましたね。僕は叩かれれば叩かれるほど強くなるタイプの人間ではないので、もう小説はやめようかとも思いましたね。でもせっかく書いた長篇だったので、ほかの出版社に持ち込んで、本にしました。

――長篇と短篇では書き方も違うと思います。荻原さんは短篇の名手としても有名ですが、短篇はどのようにして書かれていますか。

荻原 もちろん、まずはどんな話にするか考えます。ネタのメモ帳は持っているんですが、あまり役に立ったことはないですね。といっても咄嗟にその場で思いつくのではなくて、思いついたことはだいたい仕事場のコルクボードに書きつけて貼っておくんです。言葉やタイトルだけでもいい。で、これは広告の手法なんですけど、違うものを組み合わせるんです。貼りつけてある中から、たとえば「ペット」と「探偵」という言葉があれば「ペット探偵」ってどんなんだろう、とか。そこから、最初はワンシーンだけだったり台詞だけだったり、ラストシーンが思い浮かぶこともあるんですけど、それを頼りになんとかひとつの話にするんです。
 短篇だとそれでいいんですけど、長篇も同じやり方だと、最初に思いついちゃったのが「無理だろコレ」ということが多くて。縄文時代の話が書きたい、とか、金魚が人間になる話を書きたい、とか。無理だろ、と思うんだけど、その無理をゴリ押ししていけばなんとかなる。最初にまず、思いこんじゃう感じですかね。

◆主人公の自主性にまかせる/端役の名前にもドラマがある/『僕たちの戦争』ができるまで

荻原 今は連載の形式が多いので、行き当たりばったりというわけではないんだけど、書いているうちに「こうなっていくのか」と自分で見えていく感じです。最初からかっちり決めてもその通りにはならないし、僕の小説は本格ミステリみたいにプロットをしっかり決めるタイプではないから、ある程度までいったら主人公の自主性にまかせます。作者として、お話の都合上はこう動いてほしいんだけど、主人公の性格としてこうはならないよな、というときは、小説の世界に身を任せて、そっちにくっついていきます。

――そうなんですか。角田光代さんや三浦しをんさんのように、人物が勝手に動くことは1mmもないとおっしゃる人もいますが、荻原さんの主人公は自分で動くタイプなんですね。

荻原 最初は動かないですね。みなさん聞いたことあると思うんですが、ある時点から勝手に動き出すんです。動かない、という人もいるんですね。僕はそっちのほうがわからないなあ(笑)。
 みなさんも経験があると思うんですけど、書き始めたときと書き終わったときでは、人物も変わっていくんですよね。人物がだんだん見えてくる、ということなんだと思います。小説の中に書きはしないサイドストーリーだとか、その人の人生が、文字にしないけど頭の中で醸成されていくようにする。書いていけばそうなると思うんです。

――大沢在昌さんや角田光代さんも、主人公から脇役にいたるまで、人物の履歴書を作るとおっしゃっていました。エクセルで時系列の年表を作って、そこに人物の行動を入れていって構成を考えるという作家もいます。

荻原 僕はそこまでメモを取ったりはしないけど、やってることは同じだと思いますね。ただの脇役であっても、その人にどんな人生があるのか考える。名前をつけるときだって、出身地や家庭環境で変わりますから、けっこう悩みます。

――キャラクターを作るのは大事ですね。小説の要素として、文体、テーマ、時代性、ストーリー、キャラクターがあって、どれが重視されるかは時代によっても変わってくるのですが、荻原さんはどれを重視して書かれますか。

荻原 僕は、まずテーマですね。テーマがあって、ストーリーがあって、キャラクターがある。短篇は別としても、長篇小説には必ず言いたいことがあります。きっかけは突飛なことであっても、それに付随して伝えたいことが必ずあるので、書いている感じですね。

――荻原さんの作品は、ジャンルが非常に幅広いですが、テーマに合わせてユーモアやドラマなどの要素を考えていくんですか。

荻原 たとえば『僕たちの戦争』(双葉文庫)は、父が病気になったのがきっかけでした。父は若いころに戦争に行った人で、いま話を聞いておかないとその経験が伝えられなくなる、と思ったんです。まず父に取材しようとしたら、自分は息子にそんな話をしたくないというので、予科練に行っていたという知人を紹介してくれたりしました。
 この作品ではまず「戦争」というテーマがあり、僕も体験していないことなので、読者に身近に思ってもらうために、昔の人間を現代に連れてきて、現代の人間を昔に放り込むという枠組みができました。じゃあ、向こうに放り込むのはチャラいサーファーにしよう、現代に来るのはカチコチの軍国少年にしよう、という感じでふたりのキャラクターが固まっていきましたね。結末も決まってはいたんですが、途中で「これでいいのか」と悩みましたね。

◆作家の経済事情/似たシチュエーションでも、負けてなければいい/スランプのときはどうする?

――荻原さんの著作を振り返ったとき、やはり『明日の記憶』の大ヒットは、キャリアの転機になったのではないですか。

荻原 その1年ぐらい前に、連載が2本ほどあったので、コピーライター兼業から独立して小説専業になったのですが、これからどうなるかと思っていたところ、『明日の記憶』がありがたいことに僕の本としてはよく売れてくれたので(笑)、金銭的にも「これで大丈夫だな」と思わせてくれたのは、この辺からですね。綺麗ごとを言うようですけど、僕はお金のために書こうと思ったことはないんです。コピーライターって儲かるんです。1行か2行書けば、僕ぐらいのレベルでも50万や60万もらえる。もちろん、1行か2行のために、会議に出たりいろいろ準備しないといけないけど。でも小説の場合は、原稿料が1枚5000円とかそのぐらいで、コピーライターに比べればびっくりするほど効率が悪い。でも、小説が書きたくて作家になったわけですから。
 よく『明日の記憶』のことを言われますけど、それ以前に『神様からひと言』(光文社文庫)が文庫になって、初めてちょっと売れまして。あれが本当に助かりましたね。

――荻原さんは『ママの狙撃銃』(双葉文庫)のようなクライム・コメディや、『僕たちの戦争』のようなファンタジーなど、いろいろなジャンルを書かれていますが、やはり『二千七百の夏と冬』(双葉文庫)は異彩を放っていますね。縄文時代の小説というのはなかなかありません。

荻原 連載をすることだけ決めてから「縄文時代をやりたい」と言ったんですよ(笑)。自分でも「大丈夫かな」と思いましたけどね。昔から興味があったわけではなくて、『四度目の氷河期』を書いたときからです。クロマニヨン人だって現代人だって縄文人だって、世の中の道具とかは違っていても考えることはそんなに変わらないだろう、と思ったんですね。僕自身は時代小説とか歴史小説は書かないんですけど、何かひとつぐらいは昔をたどったものを書いてみたい。そこで、誰もやったことないやつにしよう、と縄文時代を選びました。
 ただ、後で某社の編集者が来て「うちでも縄文小説は出してますよ」って言われましてね(笑)。その情報いるの? と思いましたね。そんな呪詛の言葉を吹き込んで去っていった人がいたんですけど、自分ではこれがオリジナルだと思っていても、だいたい「これって○○ですよね」みたいに言われるんですよね。『さよならバースディ』(集英社文庫)のときも、猿の証言という話はあります、と言われて。昔はそういうことは「言わないで!」とシャットアウトしていたんですけど、いまはもう、海外の文学とかドラマとか映画とかまで広げれば、必ず同じようなシチュエーションがありますからね。同じようなものがあっても、それに負けなければいいんじゃないか、自分のほうが上になればいいんだ、と思うようにしました。

――アレンジは大事ですね。キャラクターなのかプロットなのか、どこかにひねりを入れて二転三転もさせる。あとはテーマをどこに置くか。そういうことが大事です。でも、そのようにずっと書いてきて、スランプはなかったんですか。

荻原 いつもスランプです(笑)。毎回ですね。最初は思い込みから始める、とさっき言いましたけど、書いてる途中でも「どうするんだこれ」と思いながら書いています。何もオチがつかないまま「END」マークをつけたらみんな怒るかな、とか。

――そういうときはどうするんですか。やはり考えて考えて考えて、そして書くしかないですか。

荻原 もしくは、一回休みます。休む暇があれば、一回ちょっと立ち止まるとか。あまりよくないことではあるんですけど、僕も小説家になる前は、締め切りに追われて書いている作家の小説なんか読みたくないと思っていましたが、やはりある程度追い込まれないと出てこないですね。あと一週間でここまで書かなきゃ、と思うと出てくるものなんです。アドレナリンの出方が違う。ライオンに追われたウサギが必死に走るみたいなものですね。

◆「小説家は恥をかく商売」/身の丈に合わないテーマでも書く/文章を信じすぎない、文章のために文章を書かない

――ベテラン作家になった立場から見て、新人作家に送るアドバイスはありますか。

荻原 今日のテキストを書いた人たちは、みんな本当にうまいと思います。でも、こういう場での上手さと、読者が求めているものが合致するかどうか、それが問題です。小説というものは、私小説であっても自分の日記ではなくて、自分以外の誰かが読むもの。相手にどこまで伝わるか、退屈しないか、話が長すぎないか、ということを考えて、誰かが読むことを前提にして書くことが創作だと思います。
 自分ひとりの空想で書いてもいいんだけど、客観的なもうひとりの自分を持つ必要がありますね。それから、すらすら書けたところこそ疑う必要があります。自分がわかっていて書きやすいところが、読者にとってもわかりやすいかどうか、疑わなければいけない。そして、苦手なところを避けないで、そこにこそ時間をかける。こんなものを書いていたら変態だと思われるんじゃないか、というようなことを考えて書いてはダメです。ほとんどの読者は、作家本人にはそんなに興味ありませんから。小説家は恥をかく商売だ、という気がします。自分をよく見せようとか、自分を飾る小道具みたいな感じで文章を扱ってはいけない、と僕は思います。

――いい話が聞けましたね。では、そろそろ終わりの時間も近くなりましたので、質疑応答に入りたいと思います。

女性の受講生 私はシナリオの学校に通っているのですが、そこの先生に「身の丈に合ったものを書きなさい」と言われました。自分の身の丈に合ったテーマを探すには、どうすればいいでしょうか。

荻原 シナリオと小説では違うと思うんですよね。小説の場合はそういうことは気にしなくていいのでは。というより、身の丈に合ったものばかり書いていては面白くないと思います。身の周りのことばかり書いていてはすぐ書けなくなるので、身の丈はどんどん飛び越えていいでしょう。

女性の受講生 先ほど『二千七百の夏と冬』のお話が出ましたが、縄文小説というほとんどの人が読んだことのない作品を書くにあたっての、苦労話などありましたらうかがいたいです。

荻原 何だろう……。小説を書くときって、自分の意識を違う世界に飛ばすわけですけど、飛ばす先がかなり特異だったので、その場所を思い描くのがけっこう大変だったと思います。あと縄文時代って、物の名前などもわかっていることが少ないので、いくつか説がある中から自分で選ぶのが大変でした。

テキスト提出者・山矢千尋氏 先ほどの講評で「文章が硬い」と言われたのですが、私は前にも同じようなことを言われたことがありまして、なかなかうまく書けないでいます。説明的にならずに、うまく世界観を伝える書き方は、どうすればいいのでしょうか。

荻原 文章を信じすぎないことですね。文章のために文章を書かない。文章の硬さが味になることもあるので一概には言えないけど、文章が硬いなと思ったら、一度、話し言葉にして書いてみる。それから少し硬くしてみたらどうかな。そうすると、柔らかい文章が書けるかもしれません。
 あと、気の利いた言い回しばかりだと、キチキチで隙のない、読者にとってつまらない文章になってしまうので、その辺のメリハリをつけてみる感じですかね。

――では最後に、今後の予定についてお聞きしたいと思います。

荻原 1月に、暴力と、どうしようもない主人公を書いた『海馬の尻尾』という作品が光文社から出ます。それから、別に賞をもらって調子に乗っているわけではないんですけど、漫画もちょっと書くようになっていまして、来年の春ぐらいにイラスト付きのエッセイも出ます。そちらも、立ち読みでもいいのでご覧ください(笑)。

――荻原さんは、サイン会でもいつもイラスト付きで書かれるんですよね。今日もこれからサイン会に移りますが、本をお買い上げのみなさんは、どうぞお楽しみに。では、今日は貴重なお話をありがとうございました。

(場内大拍手)


【講師プロフィール】
◆荻原浩(おぎわら・ひろし)氏

1956年、埼玉県大宮市生まれ。コピーライターのかたわら、1997年、初めて書いた長編小説『オロロ畑でつかまえて』で第10回小説すばる新人賞を受賞し小説家デビュー。ミステリの『コールドゲーム』、サラリーマン小説の『神様からひと言』、戦争小説の『僕たちの戦争』を発表後、若年性アルツハイマー病をテーマにした『明日の記憶』で第18回山本周五郎賞受賞(本屋大賞は第2位)。2014年『二千七百の夏と冬』で第5回山田風太郎賞、16年『海の見える理髪店』で第155回直木賞受賞。ユーモア小説からミステリ、ハードボイルド、ファンタジーまで幅広い作風を誇る人気作家である。

オロロ畑でつかまえて (集英社文庫)  ※小説すばる新人賞受賞
https://www.amazon.co.jp//dp/4087473732/

明日の記憶 (光文社文庫) ※山本周五郎賞受賞 
https://www.amazon.co.jp//dp/4334743315/

二千七百の夏と冬 (双葉文庫) ※山田風太郎賞受賞
https://www.amazon.co.jp//dp/4575520063/

海の見える理髪店   ※直木賞受賞
https://www.amazon.co.jp//dp/4087716538/

コールドゲーム (新潮文庫)
https://www.amazon.co.jp//dp/4101230315/

神様からひと言 (光文社文庫)
https://www.amazon.co.jp//dp/4334738427/

僕たちの戦争 (双葉文庫)
https://www.amazon.co.jp//dp/4575519111/

あの日にドライブ (光文社文庫)
https://www.amazon.co.jp//dp/4334745822/

四度目の氷河期  (新潮文庫)
https://www.amazon.co.jp//dp/4101230358/

愛しの座敷わらし  (朝日文庫)
https://www.amazon.co.jp//dp/4022646071/

砂の王国   (講談社文庫)
https://www.amazon.co.jp//dp/4062776863/

ママの狙撃銃  (双葉文庫)
https://www.amazon.co.jp//dp/4575519340/

さようならバースディ  (集英社文庫)
https://www.amazon.co.jp//dp/4087462951/

冷蔵庫を抱きしめて  (新潮文庫)
https://www.amazon.co.jp//dp/4101230382/

金魚姫  (角川書店)
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月の上の観覧車 (新潮文庫)
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押入れのちよ (新潮文庫)
https://www.amazon.co.jp//dp/410123034X/

家族写真 (講談社文庫)
https://www.amazon.co.jp//dp/B00WSLWE6C/

ハードボイルド・エッグ (双葉文庫)
https://www.amazon.co.jp//dp/B00XOEN5W4/

海馬の尻尾  1月17日発売予定
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